Tamagoten (National Important Cultural Property)

玉御殿（たまうどぅん）

琉球王統第二尚氏　第３代目国王「尚真王」（在位1477年-1527年）が父「尚円王」の両親を祀るために建造しました。
　　尚真王は、首里玉陸（尚円王が祀られた陵墓で世界遺産に登録されている）を造った後に、この伊是名の玉御殿を築造しました。

玉御殿の東室には、尚円王の両親と、姉が祀られており、西室には銘苅家をはじめとする四殿内（ゆとぅぬち）の親族が祀られています。

　尚真王は、父・尚円王を深く敬い、王国の誠治・文化・信仰を大きく発展させた名君として知られています。琉球王国の安定期を城、芸術や学問。そして祈りの文化を大切にした王でした。
　父の功績を後世に伝えるため、首里城の側に王家の例を祀る「玉陵（たまうどぅん）」を建造しています。

　　玉御殿は、王家の大切な祈りの場であると同時に、「先祖を敬い、その想いを次の世代へ繋ぐ」という琉球の文化を象徴しています。
　　伊是名城山のふもとに同道と位置し、周囲には苔むした石積みや静かな森が広がり、玉御殿を囲む自然環境そのものが神聖な雰囲気を醸し出しています。訪れる際は、静かな心でその空気に触れ、伊是名島の深い信仰文化を感じてみてください。

Basic Information

Spot Name	玉御殿（たまうどぅん）
Location	〒905-0603 沖縄県島尻郡伊是名村伊是名
Access	5 minutes drive from Nakada Port
Charge	free
parking lot	Simple parking space available in the vicinity (*Caution for large vehicles)
equipment	登山道・お通し場遥拝所あり
remarks	階段を登って中に入ることはできません。下から見学するか、お通し場からお祈り下さい。また、玉御殿は神聖な場所のため、マナーを守って見学してください。
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