「またあの人に会いたい」「今でもごはんの味、覚えてます」
伊是名島で民泊を体験した生徒たちから、こんな声があとを絶ちません。
忘れられない景色や文化体験ももちろんありますが、いちばん心に残っているのは『人との出会い』だと、多くの生徒が口をそろえます。それは偶然じゃなくて、伊是名島の民泊が『人と人の関係の中で学ぶ旅』として丁寧に組み立てられているからこそ。
この記事では、生徒の言葉をたどりながら、その理由を紐解いていきます。
「優しくしてくれたあの一言が、ずっと残ってます」
ある生徒は、料理中に緊張していたとき、ホストからかけられた「ゆっくりで大丈夫よ」というひとことが忘れられないと言います。
たったそれだけ。でもそのとき『自分を見てくれている人がいる』と感じて、気持ちがほっとしたそうです。
伊是名島の民泊では、こうした『小さなやさしさ』が思い出の中に深く残っていきます。
「帰るとき、泣いたのは初めてでした」
修学旅行の最後の日。
何人もの生徒が「別れがつらかった」「涙が止まらなかった」と語っています。
それは、短い時間の中でも『自分のことを大切に思ってくれた人がいる』という実感があったから。形には残らないけれど、心の奥に残っていく『関係性の記憶』が、この島にはあります。
「うまくできなかったけど、“ありがとう”って言われた」
失敗したと思った作業でも、ホストからの「助かったよ」の一言が嬉しかった。「自分は何か役に立てたんだ」と思えた。
そんな声がとても多いのが、伊是名島の民泊の特徴です。評価されることよりも、必要とされた経験が、生徒の心に響くのです。
「あの時間が、今でも自分の支えになってます」
何年か経っても、卒業しても「伊是名の民泊での経験が自分の中にある」と言う生徒もいます。
「人と関わるって、こんなにあったかいんだって思えた」
「またどこかで誰かにやさしくなりたいと思えた」
旅先の体験がその人の生き方にまで影響することがある。
伊是名島では、そんな『人生の記憶になる民泊』が本当に起きているのです。