体験が 心を育てる
伊是名島の教育旅行民泊

教育旅行民泊とは

伊是名島の教育民泊旅行は、
生徒たちが地域の家庭に滞在し、
島の暮らしや仕事にふれることで、
“生きた学び”を体験できる
特別な修学旅行プランです。
都会では得られない人とのつながり、
自然との共生、そして“本物”に触れる体験が、
子どもたちの感性や価値観を大きく育てます。

伊是名島の魅力

1. 手つかずの自然が広がる離島

沖縄本島の北方に位置する伊是名島は、フェリーでしか行けないアクセスも相まって、豊かな自然が今なお色濃く残る離島です。

透き通る海、サンゴ礁に囲まれた海岸線、満天の星空、そして島を覆う緑深い山々──人口約1,000人の小さな島だからこそ味わえる、静けさとスケールの大きな自然が、子どもたちの感性を刺激します。

2. 歴史と文化を今に伝える島

伊是名島は、琉球王国・尚円王の生誕地。「伊是名玉御殿」や「銘苅家住宅」など、国指定文化財が今も大切に守られ、歴史や文化が島の日常に息づいています。

観光地化されすぎていないリアルな沖縄の暮らしにふれることで、教科書では学べない「生きた歴史・文化」に出会えます。

3. あたたかい人とのつながり

この島の最大の魅力は、島民のあたたかさ。教育民泊では、生徒たちを一時的な「お客様」としてではなく、“家族の一員”として迎えてくれます。

日々の暮らしを共にし、畑仕事や夕食づくりを一緒に楽しむ中で、自然と生まれるふれあいや会話は、心の成長につながる大切な時間となります。

民泊教育プログラムの特徴

伊是名島教育旅行民泊-伊是名フェリー

一島一校の受け入れ体制

伊是名島では、一度に一つの学校のみを受け入れる体制を整えています。これにより、生徒たちは島全体を自由に使い、地元の人々との深い交流や多彩な体験活動を行うことができます。

デジタル社会では得られない学び

スマートフォンやインターネットから離れ、自然と共生する島の暮らしを体験することで、生徒たちは自立心や協調性、そして人と人とのつながりの大切さを学びます。

豊富な体験プログラム

農業や漁業、伝統工芸など、島ならではの体験を通じて、生徒たちは実践的な学びを深めることができます。また、地元の祭りや行事への参加を通じて、地域の文化や歴史を肌で感じることができます。

体験プログラムの紹介

伊是名島の教育民泊では、宿泊するホストファミリーの“家業”を活かした体験を行います。日常の中にある仕事や暮らしにふれることで、子どもたちは「働くこと」「暮らすこと」の意味を、五感で感じ取ります。

畜産体験(牛舎での作業)

伊是名島教育旅行民泊-家業体験畜産牛舎
島内には牛を飼育している農家が多く、牛舎での飼育体験が可能です。餌やりや清掃など、実際の作業を通して命と向き合う学びを得られます。大きな牛に最初は驚く子も、作業が終わる頃には笑顔で手を振るようになります。

サトウキビ作り体験

伊是名島教育旅行民泊-サトウキビ作り
伊是名島の特産・サトウキビを手作業で刈り取る体験。太陽の下での農作業は体力も必要ですが、刈り終えた達成感は格別。島の産業や自然の厳しさとやさしさを体感できます(季節限定)。

沖縄料理体験

伊是名島教育旅行民泊-サーターアンダギー作り
ホストファミリーと一緒に、沖縄の郷土料理づくりに挑戦。サーターアンダギーやゴーヤーチャンプルーなどを作り、できたてをみんなで味わいます。調理を通じたコミュニケーションが、生徒とホストの距離をぐっと縮めてくれます。

昔あそび体験

伊是名島教育旅行民泊-アダンの葉っぱで竹とんぼ作り
海辺に自生する「アダン」の葉を使って、昔ながらの竹とんぼ作りに挑戦。完成した竹とんぼを飛ばして遊ぶひとときは、世代を超えた笑顔が生まれる体験です。

プログラムの流れ

伊是名島教育旅行民泊

事前学習

伊是名島の歴史や文化、生活習慣について学び、訪問への理解を深めます。

島内滞在

民泊体験: 地元の家庭に宿泊し、日常生活を共にします。
体験活動: 農業、漁業、伝統工芸などの実践活動に参加します。
交流イベント: 地元の子どもたちや住民との交流を深めます。

事後学習

体験を振り返り、学んだことをまとめ、今後の生活や学習に生かします。

受入実績

年度 校数 人数
平成19年度 2校 231人
平成20年度 8校 1,559人(延べ2,687人)
平成21年度 4校 671人(延べ1,017人)
平成22年度 10校 1,416人(延べ2,312人)
平成23年度 22校 3,903人(延べ6,175人)
平成24年度 32校 5,901人(延べ8,374人)
平成25年度 28校 4,987人(延べ7,934人)
平成26年度 32校 5,312人(延べ8,017人)
平成27年度 26校 5,241人(延べ9,029人)
平成28年度 30校 6,126人(延べ9,838人)
平成29年度 25校 5,399人(延べ9,240人)
平成30年度 35校 7,571人(延べ12,759人)
令和元年度 30校 6,699人(延べ11,546人)
令和2年度 ーー 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により全て中止
令和3年度 ーー 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により全て中止
令和4年度 4校 224人(延べ304人)
令和5年度 10校 857人(延べ1,325人)
令和6年度 8校 413人(延べ720人)

  
※平成19年度~平成23年度は推進協議会時の実績

ご予約の流れ

注:令和7年度受入より1校あたり140名以下となっております。
     隣の伊平屋島と併せて300名の学校の受入が可能です
    ※受け入れ規模の定数につきましては、情勢の変化により変更することが
     ありますので、適時ご確認くださるようお願い申し上げます。

★★伊是名島教育民泊における2026年度からの予約受付体制が変わります★★
日頃は当会の観光振興およびご送客につきまして、多大なるご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、この度、いぜな島観光協会および伊平屋島観光協会では、コロナ禍での教育旅行民泊の受入民家減少に伴い、最大受け入れ可能生徒数の減少が生じていることから、教育旅行においてはこれまで以上に協力体制をとるため、伊是名島・伊平屋島における教育旅行民泊共通窓口を設立する運びとなりました。
 各学校様、各旅行会社様におかれましては、引き続きご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

1,受付窓口
  伊是名・伊平屋 教育民泊受付センター
   
2,連絡先
  電話:070-3170-0180    FAX:050-3116-0561
  メール:ino@iheyazima-kankou.jp
  担当者:井野健二朗 090-4936-9660
3,最大受入可能生徒数
  伊是名島:140名    伊平屋島:160名     合計:300名(R7年度より)
4,ご案内事項
・当センターは空き照会から仮押さえ、決定までの受付窓口となります。決定後はこれまで同様にそれぞれの観光協会にて打ち合わせを進めていただきますようお願い申し上げます。
・沖縄県の3週間ルールは厳守でお願いいたします。
・料金につきましては別紙料金表をご参照ください。
※2025年度以降は昨今の物価高騰を鑑み、料金改定しております。

 
※本体受け入れ時に伴う船便の設定について
  船便の設定は、先に予約が確定した学校が優先となります。例えば、先に確定した学校が
  仲田港発9:00で離村する場合、同日に入村する学校の船便は運天港発15:30の船便とな
  ります。 

伊是名島教育旅行民泊の下見について

下見の日程につきましては、当方と調整の上お決めくださるようお願い申し上げます。
 調整後はFAX(0980-45-2360)にて本申し込み願います。
 ※1泊2日とした場合、2便入り、1便帰りでも十分可能です。
 ※日帰りでお越し頂く場合も多くございます。

受け入れ不可日設定について

トライアスロン大会といったイベント、集落の行事などにより受入できない時期がございます。まずはお気軽にご相談ください。

受入に関する参加生徒への事前指導のお願い

●新型コロナ感染予防対策に関する事前指導。
●常備薬は必ず持参するようご指導願います。
●滞在期間中における貴重品の管理は各自しっかり行うようご指導願います。
●島の海はとても綺麗で生徒の殆どが泳ぎたい気持ちになることは承知しておりますが、滞在期間中の遊泳は
 安全管理上の問題で禁止しております。
 尚、海面が膝下までつかる程度の浜遊びは可能ですが、その深さでもジャンプして全身が濡れたり怪我をし
 たりする生徒が稀にいます。未然に防ぐためにもご指導願います。また、教員の皆様の情報共有もお願い
 致します。
●食事中や交流中における携帯電話の使用はできるだけ失礼のないようにご指導願います。
●夜間の無断外出は絶対しないようご指導願います。民家も極力遅くまで起きて頑張りますが、何卒ご理解
 願います。
●伊是名島は自然豊かな農村地域です。時期を問わず、夜になると小さな虫が発生して家の中に入ったり、
 蟻が餌を探すため家の中に入ることがあります。民家では極力そのようなことが無いよう努力はしてお
 りますが、その様なこともあり得るという心構えをさせて頂けますと幸いです。
●伊是名島の方は湯船につかる習慣が殆どなく、殆どの家がシャワーのみですので、その旨お伝え願います。
 また、入浴時間はできるだけ短縮するようご指導願います。
●船内には一般の方や体調の悪いお客様が乗船されていることもございますので、極力騒がないようご指導
 願いますと共に、移動する際は荷物をもって移動するよう併せてご指導願います。
●離村時に携帯電話を忘れた場合のお届けは船便扱いとなり、到着までに一週間以上かかりますので、注意
 喚起をお願い致します。

資料のダウンロードについて

伊是名島教育旅行民泊のパンフレット

●教育旅行民泊のパンフレットをご覧いただけます。
※予告なしに改定する場合がございますので、予めご了承願います。

Q&A

受け入れ可能な生徒数は?

令和7年度(2025年度)より、1校あたり最大140名まで受け入れ可能です。隣接する伊平屋島と合わせて、最大300名の受け入れが可能です。

全受入世帯数は何軒ですか?

令和6年3月現在で38軒となっております。

一世帯当たりの受入人数は?

平均4~6名(規模が大きい学校の場合、最大8名)

宿泊日数について

1泊2日、2泊3日の2タイプとなります。
尚、同日に於いて入村・離村の入れ替えがある場合、船便の調整をお願いすることがございますので、予めご了承願います。

受入民泊のペットの状況は把握していますか?

犬猫など、把握しております。

環境協力税は修学旅行生にも該当しますか?

学生は該当しませんが、引率の先生方等は該当します。

島内での旅行者と教員の巡回手段を教えて下さい。

当会車両による巡回又はレンタカー(軽自動車)、レンタサイクルでの巡回となります。
借り先は伊是名レンタカー(0980-45-2394)となっております。

島の外周道路の一周回は車で何分かかりますか?

島の外周道路の距離は約13.4kmとなっており、停車せずに島内を周回したとして、約40分では周回できます。
観光施設めぐりを行う場合は、約2時間ほど要します。

島の端から端まで車で何分かかりますか?

10分以内でたどり着きます。最大距離は南北で4kmです。

大人数で交流会を開ける場所はありますか?

伊是名村産業支援センター大ホール(舞台音響完備)で行っております。収容人数300名までは可能です。また、生徒の移動手段は宿泊先の民泊が行います。
尚、村(行政)のイベント等と開催日が重複する場合、臨海ふれあい公園体育館へ変更となる場合がございます。

フェリーの定員は何名ですか?

350名(臨時500名)となっております。

受入世帯が直前に変更になることはありますか?

不慮の事故や親族の法事、体調不良といった諸事情により、他の受け入れ先に変更することがあります。

プログラムの申し込み方法は?

伊是名・伊平屋教育民泊受付センターが窓口となります。電話やメールでお問い合わせください。

滞在中の注意点は?

島の生活習慣や自然環境に配慮し、事前に生徒への指導をお願いします。例えば、入浴はシャワーのみであることや、夜間の無断外出は禁止されています。

体験活動の内容は選べますか?

はい、農業、漁業、伝統工芸など、多彩なプログラムから選択可能です。詳細は事前にご相談ください。

緊急時の対応は?

観光協会や地元の医療機関と連携し、迅速に対応いたします。常備薬の持参や健康管理について、事前のご指導をお願いします。

伊是名島教育旅行民泊受入事業について

一般社団法人いぜな島観光協会は平成24年4月に伊是名村支援のもと設立された組織です。
設立以来、教育旅行民泊(民家宿泊体験)を主な事業として活動しており、都会の暮らしとは一味違う生活スタイルや異文化を楽しんでいただいております。

伊是名島の民泊教育プログラムは、一島一校の受け入れ体制で、生徒たちに島全体を使った特別な学びの場を提供します。デジタル社会では味わえない、沖縄の離島ならではの生活体験が、人生の貴重な学びとなるでしょう。

お問い合わせ

電話番号:0980-45-2435
FAX:0980-45-2360

資料請求について

観光ガイドブックが必要な場合は、FAXにてご用命願います。
FAX:0980-45-2360(FAXの文字の大きさは、なるべく12p以上でお願い致します。)